寝ても疲れが残っていたり、なかなか回復せず、更に体調を崩してしまったりしていませんか?
今日は「疲労のケア、回復方法」についてご紹介していきたいと思います。
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そもそも疲労とは、休息の必要性や、体の異常を知らせてくれるアラーム⚠
通常は一時的なもので、睡眠や休息をとる事で、回復していきます。それでも疲労感が改善しないときは、知らず知らずのうちに疲労が慢性化してしまっているのかもしれません。
体と心は互いに関係し合っているため、疲労の種類や原因は様々です。
抹消疲労
脳以外の部分(末梢)が原因となる疲労。筋肉疲労や眼精疲労なども含まれます。動き続けたあとの倦怠感やだるさなどもその一つです。
中枢性疲労
脳が長時間の緊張状態を強いられることで、調整能力が十分に機能しなくなった状態です。この状態が長期間続くと、認知機能の停滞や脳機能の障害を招く場合もあります。病気が原因となっているか否かで生理的なもの、病的なものに分類されます。
生理的疲労
病気以外での体の疲労。主な原因は、過労・ストレスや、食生活の乱れ・睡眠休養不足・運動不足など生活習慣の乱れによるものと考えられています。
病的疲労
病気を原因とした疲労。休息を取っても原因となる病気が治癒しない限り、だるさや倦怠感は継続・悪化してしまう可能性があります。
精神的疲労
精神の疲労が原因で、心がいつものように機能できないことを指します。無気力・無関心・神経過敏・不安感などの症状が現れるのが特徴です。
*自分にできる疲労回復方法*
休養
体を休めることは一番重要なポイントです。疲れた体と心を労りましょう。
睡眠
疲労回復に一番効果があるといわれているのが十分な睡眠です。睡眠中には日中使われている脳細胞が休まり、全身の新陳代謝・疲労回復が図られます。
一日に理想的な睡眠時間は6~8時間前後といわれていますが、十分な睡眠時間がとれているのならば、時間にこだわる必要はありません。
お風呂
入浴は、体を休めるリズムを作ることができます。ぬるめ(38~40℃)の入浴で、副交感神経が優位になるため、睡眠前のリラックスに効果的です。
瞑想
心身療法の一つとされています。ストレス軽減や感情のコントロールに有効な精神統一法であり、心のバランスを整えるために効果的です。
瞑想法にはさまざまな種類があり、健康増進のみならず体の症状を緩和・回復に働きかけるものもあると研究が進んでいます。
香り
香りはリラックスを促してくれるので、生活のなかにも簡単に取り入れることができます。専用の器具がなくても、入浴時に好みのアロマオイルを湯船に数滴落とすだけで香りが漂い、癒しの効果を期待できるでしょう。
自然
森や山の中を歩くことでリフレッシュ・リラックスすることができたという経験がある方も少なくはないはず。森林浴で眠気やだるさなど身体的症状の改善や、ストレスからくるマイナスな自覚症状を下げられることが分かっています。また、マツなどの樹木から発散される「フィトンチッド」と呼ばれる成分は細菌やウイルスの繁殖といった殺菌効果だけでなく、香りからのストレス解消効果もあり、血圧低下や免疫力を高める効果の研究も報告されています。
食事
バランスの良い食事を意識すると、疲労回復に欠かせないビタミンやミネラルなどの消化吸収を改善させることが期待できます。また、少量でも食事を摂ることで、栄養補給だけでなく生活リズムを作ることができます。疲れを感じているときは、体調に合わせて消化吸収の良いものを選びましょう。
運動
疲労状態の体は筋肉が固まって血行が悪くなり、細胞に栄養を運べなくなったり老廃物を排出したりすることも困難になります。むしろ体を動かすことによって、全身の血行を良くし、体内にたまった疲労物質を取り除く効果が期待されています。
軽めのウォーキングなどは呼吸循環器系を活発化させ、筋肉を刺激して血行が良くなります。無理のない強度の運動を続けると脳内物質のセロトニンが増え心も落ち着きます。
ストレッチやヨガで、縮んでしまった筋肉をゆっくり伸ばすことで血流を高め、筋肉への酸素・栄養供給を促進し、疲労回復を早めてくれます。ゆったりとした呼吸で行うことが効果的です。
体が温まっているお風呂上りなどに行うと、より筋肉が柔らかくなりやすく、効果が期待できます。
マッサージ
筋肉をもんだりさすったりするマッサージは、血液やリンパの流れをよくすることで、老廃物を除去する効果があります。また他人やプロに頼むのもいいでしょう。人の手に委ねてほぐしてもらうことで、リラックス効果の高まりが期待できます。
痛みを感じるほどのマッサージはかえって筋肉を緊張させてしまうので、気持ちよく呼吸ができる程度の強さがおすすめです。
休養・栄養・運動は疲労回復の3原則
自分から意欲的になれないときでも無理をすることはありません。他人の手も借りながら、少しずつ取り入れてみましょう。